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ICIの小宮です。Black-eye news 第3号です。
今回は、号外と言う感じです。
竹中大臣を中心とした、IT戦略本部では現在、e-japan2002プログラム
を策定中です。その骨子が出来上がりつつありますので、みなさまの
ご参考のために、ポイントをお知らせします。
なお、内容は、多岐に渡っております。詳細にご興味のある方は、
個別にご連絡ください。
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e-Japan2002プログラム（案）
Ⅰ基本方針
1. IT戦略会議から始まり、IT戦略本部を創設し、5年以内に世界最先端
のIT国家になるという目標を掲げた「e-Japan戦略」を決定した。この具体的
行動計画として、「e-Japan重点計画」を策定し実施を開始した。
2. 5本の柱
（１）高速・超高速インターネットの普及の推進
（２）教育の情報化・人材育成の強化
（３)ネットワーククコンテンツの充実
（４）電子政府・電子自治体の着実な推進
（５)国際的な取組の強化
Ⅱ
1.世界最高水準の高度情報通信ネットワークの形成
（１）高速・超高速インターネットの普及推進
①民間事業者及び、地方公共団体等の公共ネットワーク整備支援（総務省・農林水
産省）
②地域間・地域内の幹線系光ファイバ整備の円滑化（国土交通省）
③公正競争促進のため、公正取引委員会の体制強化（総務省・公正取引委員会）
④トラフィック拡大に対応するため、IX等の中枢機能の整備と技術の確立（総務省）
⑤集合住宅の高速インターネットアクセス実現のための、住宅IT化標準の作成
（国土交通省）
（２）研究開発の推進
①IPV6普及促進支援（総務省）
②シームレスな高速移動体通信（ITSやGISの連携）
2.教育及び学習の振興並びに人材の育成
（１）学校教育の情報化等
①学校のインターネット接続の高速化（文部科学省、総務省）
②教育用コンテンツの普及充実（文部科学省、総務省、経済産業省）
③教員のIT指導力向上（文部科学省）
（２）IT学習機会の提供
①国民の情報リテラシー向上のための取組。（高齢者、障害者含む）（総務省、文部科学
省、農林水産省）
②雇用対策として、IT職業能力開発（厚生労働省）
（３）専門的な知識、技術を有する創造的人材の育成
①大学・大学院、専修学校などのIT関連プログラムの充実や整備（文部科学省）
②官民の研究開発プロジェクトの推進（総務省）
③IT関連の標準の策定・普及（総務省）
④アジア各国向け、遠隔教育（経済産業省）
⑤コンテンツクリエイターのための制作環境や流通構造の改善への取組（総務省、
経済産業省）
3.電子商取引等の促進
（１）規制の見直し（法務省及び関係府省）
（２）知的財産権の適正な保護及び利用（文部科学省、経済産業省）
（３）コンテンツ流通の促進（総務省、経済産業省）
（４）消費者保護の促進（総務省、経済産業省、公正取引委員会及び関係府省）
（５）電子署名・認証制度の円滑な実施（総務省、法務省、経済産業省）
（６）ADRの拡充・活性化（法務省及び関係府省）
（７）中小企業を対象としたIT共通基盤整備（経済産業省、農林水産省）
（８）国際的なルールの調和（総務省、法務省、経済産業省、内閣府及び関係府省）
4.行政の情報化及び公共分野における情報通信技術の活用の推進
（１）行政情報の電子的提供（総務省及び全府省）
（２）申請・届出等手続の電子化（総務省及び全府省）
①認証システム、汎用受付等システムの整備
②手数料納付の電子化に必要とされるシステムの整備
③個別手続毎に必要なシステムの順次整備
④内部事務処理の効率化に資する審査支援データベース、稟議・決裁、
文書管理システムの整備・機能高度化
（３）公的個人認証基盤の構築（総務省）
（４）政府調達の電子化
（５）ペーパーレス化（電子化）（総務省及び全府省）
（６）地方公共団体への取組支援（総務省及び関係府省）
（７）地方公共団体による広域的なシステム整備（総務省）
（８）システム開発に係る評価指標の策定・普及（経済産業省及び関係府省）
（９）公共分野における情報化の推進（関係府省）
（１０）効率的な施策の推進（全府省）
5.高度情報通信ネットワークの安全性及び信頼性の確保
（１）信頼性の高い「電子政府」（内閣官房、総務省）
（２）サイバーテロ対策の強化（内閣官房、警察庁、防衛庁、金融庁、総務省、経済産業省、
国土交通省）
（３）情報セキュリティの意識の向上（総務省、文部科学省、厚生労働省、経済産業省）
（４）民間部門における情報セキュリティ対策への支援（警察庁、総務省、経済産業省）
（５）情報セキュリティに係る基盤技術の開発（警察庁、防衛庁、総務省、文部科学省、
経済産業省）
6.横断的な課題
（１）研究開発の推進
（２）デジタル・デバイドの是正
（３）雇用問題への対応
以上
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